注67. 世界史において繁栄した国は必ず亡びると言う法則

産業革命で繁栄の頂点にあった18世紀の英国において、歴史家のギボンは、「ローマ帝国衰亡史」を出版しました。そこで、どんなに良く整えられた体制を作り上げた大帝国も、歴史的には滅びてゆく宿命があるとして、古代ローマ帝国の衰亡の歴史を書きました。ギボンの予測通り、大英帝国は、19世紀に繁栄の頂点に到達し、20世紀の2つの世界大戦を経て、少しずつ衰退の道をたどりました。米国でも、その経済発展に陰りが見えた1980年代の後半に、歴史家ケネディは、1500年から1980年までの世界史を分析し、大国がどのように成立し、滅びたかについてまとめ、米国も衰退の道をたどりつつあることについて警鐘を鳴らしました。

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